幹部育成(14)
鈴木部長の例は、《人の面》での問題であったが、問題の対象は実に千差万別である。
鈴木部長と一緒に参加した同僚の藤田部長の場合は、田中社長に反発しており
自分から社長にほとんど報告を上『げることがなかった。
その反発の原因がなんであるかを確かめ、藤田部長の視野の狭さからくる誤解や思い込みであることを理解・納得させることで、社長への見方が変わり、藤田部長は気持ちを変えた。
今では「藤田部長は、自分が必要と感じる情報を的確なタイミングで正確に報告してくれるようになった。」
と非常にうれしそうに田中社長が話すようになった。
殆どの幹部が、何らかの課題を抱えており、その背景には自分でもわからない或いは薄々気づいてはいても認めたくない原因が内在している。
そしてそのことが障害となり、期待された役割を果たす阻害要因となっているのだ。
その問題を引き起こしている「真の原因」を見つけて、その原因を取り除く正しい対策を講じれば、継続して行動を変えることは十分可能なのである。
社長にとって、自分の代行をしてくれる真の幹部を一人でも多く育成したいというのは、心の叫びともいえる本音だろう。
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