コラム

2025.03.04

幹部育成1-7

②M-BISアンケート集計結果を見て

研修がスタートしました。。《自己紹介》《私にとって生きがいとは》《管理者とは》という講義、討議に続き、研修前に記入したアンケートの集計結果を見たときには本当にショックで、声も出ませんでした。

自分が想像していた以上に、自分が付けた点数と上司部下それぞれが付けた点数に、あまりにも大きな隔たりがあったからです。

そのアンケートを受け取ってから、しばらくの間は、講師の先生言葉も、あまり耳に入らないほどでした。

【何故だ。上司や部下の点数がどうしてこんなに低いんだ・・・?これまで自分は一生懸命、真面目に仕事を行ってきたはずなのに・・・】とにかく、この時は自分のショックや焦りを悟られぬよう冷静を装っているのが精一杯でした。

③内観

内観が始まって、かなりの時間がたっていました。  何が起きているのか?  気持ちの整理がつきませんでした。これまで受けた研修とは、全く違うということは明らかでした。

先生「幹部としての自分の仕事は何だと考えているのですか?」

自分「営業面の責任者としての仕事です。」

先生「営業面の責任者としての仕事とは何ですか?」

自分「営業目標を達成することです」

先生「そのために行っていることは何ですか?」

自分「日夜、お客さんに営業活動を行っています」

先生「他には?」

自分「・・・・・・・」

先生「部下の指導育成はどうしているのですか?」

自分「自分なりに行っているつもりです・・・」

先生(アンケと項目を見ながら)「上司や部下は、そうは見ていないではないですか?」

自分「・・・・」

先生「部下の指導育成は行っていないのですか?」

自分「自分の仕事が忙しく、部下のことまで見る時間がありません。特に私のお客さんは、当社との取引も長く、難しいお客さん

が多いのす。しかも担当件数も営業部の中では多い方なのです。とても部下にまでなかなか目がいきません。」

先生「さっきは、自分なりに行っていると言った。どちらが本当なのですか?」

自分「・・・・・」

BISアンケートに目を移した(部下を指導育成する)ということに関連した項目の上司部下からの評価はことごとく低いものでした。

 

ロゴマーク