幹部育成(1)
今この国は政治も、経済もそした社会そのものも大きく揺らいでいる。
会社や学校そした家庭のあり方が問われている
規模や業界を問わず、どこの会社の社員も『仕事』『会社』『上司』『部下』などに対する考え方が変わり、自分本
位な考え方や、安易に時流乗ろうという考え方が蔓延しつつある。
バブル崩壊以降の「失われた30年」で日本企業は人材投資を控え、非正規雇用を拡大させる一方、
内部留保は増やしてきた。また金融市場からの圧力の高まりもあって株主配当は大幅に増加した。
「人に投資しなくなったことで生産性は向上しなくなり日本企業は競争力を失った」。と言われております。
こういう時代だからこそ、自社の社員には根底に正しい価値観を植え付けねば、大変なことになる。
経営を行う上で社員一人一人に社長の経営信条を徹底させていくことが今ほど重要な時はない。
その意味で、幹部・管理者の役割は役割はますますおおきくなっている。彼らには社長の考えを部下に徹底させる役
割があるからだ。
しかしこのような状況下でもでも、効果の上がらない幹部・管理者の育成に〔金と時間〕を無駄に投資して
のいる会社が依然として多い。
果たしてかかった費用に見合う効果の出る人材投資をしている会社はどれくらいあるのだろうか?
勿論管理者や幹部の育成には、それなりのコストはかかるものだ。
しかし『これまでの幹部たちには随分多くの時間と金をかけてきた。でも殆ど満足できるような効果はでたためしがない。』
中小企業の社長に幹部や管理者のことを尋ねると決まって出てくる台詞です。