5好心ー成功した経営者に共通事項ー好想心(2)
前回は成功するためには「強く願い」「実現のための計画を立てる」ことが必要だと述べました。
「強く願う」ということは「企てる」あるいは「目標」と同義語です。
つまり「想」=「強い願い」=「企て」=「目標」ということになります。
大きな企てのもとには「大企業」が生まれ、小さな企てには「小企業」しか生まれませ
ん。
ハーバード大学で興味ある実験が行われました。
「想」(企て ・強い願い ・目標)と「計画」に関するものでした。
その実験によりますと「想」なしの人が84%を占めており、「想」のみで「計画」なしの人が13%「想」と「計画」の双方持っている人はたったの3%でした。
それらの人の成果(成功度)を比較しますと84%の「想なし」の人の成果を1として
13%の「想のみ」の人の成果は倍の2、更に「想+計画」の人は20倍の成果を上げているという結果が出ておりました。
しかし「想+計画」のみではまだ足りませんし、このようが大きな成果(差)が出るはずもありません。
②持続(継続)する
次に成功するために重要なことは「想=目標」を持ち続けるあるいは「計画」を実行し続けるということです。
「想=目標」を持つことは比較的簡単にできます。それは楽しいからです。
そして「計画を短期間実行することもあるいは簡単にできるかもしれません。
しかし「想=目標」を持ち続け「計画」を実行し続けることは簡単にはできません。
大きな困難を伴います。
卑近な例ですが「健康のために明日朝から「ジョギング」をしようと決心し2日間くらいならば簡単に実行できます。しかし3日目にもなると「疲れと疑念」から「こんなことをしていても本当に健康に良いのだろうか?」と思い中止してしまいます。
そして簡単に止めてしまいます 「3日坊主」のできあがりです。
後に残るのは「自分に対する言い訳と自己嫌悪」です。
成功するためには持続(継続)することが絶対条件です。
大きな石に雨だれがポトポト落ちても最初はびくともしません。しかし30年(あるいは1000年?)落ち続けるといつかは
大きな石がカパッと割れる時が必ず来ます。
「継続は力」です。