5好心ー成功した経営者に共通するもの―好想心(6)広言する
広言とは自分の目的や自分がやっていることを周りの人に正直に言うことです。
高校時代は広言せずに成績が良いと「あいつは陰険だ」と陰口されたものです。
しかし社会人になると広言しないと奥ゆかしいと、好意的にとらえられました。
逆にあまり広言すると「「大風呂敷」と非難されます。
このように同じ行動でも環境によって違う評価になります。
しかし「夢の実現」のためには「広言する」ことが重要です。
①広言することにより”自分にプレッシャーがかかります。もし広言してつまり他人に自分の夢などを話して、もしそれが達成できないと「あいつは嘘つきだ」と言われかねません。
人はうそつきと言われることを最も嫌います。イギリスでは「嘘つき」と言われることは最大の侮辱で、命を懸ける「決闘」にまで発展ことがあるそうです。
日本でも嘘つきと言われるのが嫌で、そもそもそんなことは言わない傾向があります。
しかし逆に考えると、「広言しなければ誰からも非難されないからまいいか!」という安易な考えに陥ります。
そうすると当然のごとく実現度は低くなります。
ですから夢の実現のためには「広言」することが必要です。「広言」して自分にプレッシャーをかけ実現の可能性をたかめるのです。
「広言する」ことにはもう1つご利益があります。
人は自分を信用して重要なことを話してくれた人に対し実現を助けてあげようという気がおきます。
その実現に有用なことを人から聞いたり、新聞やテレビで見たりすると、教えてあげようとします。
多くの情報が入ってくるのです。これは大きな力になります。
つまり「広言する」ことは夢や目標の実現のためには大変有効なのです。