コラム

2025.03.27

5好心ー成功した経営者に共通したもの(2)好職心

私は中学時代吉川英治氏の「新書太閤記」読んだことがあります。

 

 

貧しい農家に生まれ、大志をもって家を飛び出し、遍歴を重ね、織田信長の草履取りなりました。

草履取りといえばその当時も最下級の職業でした。

ある寒い朝、信長が玄関に現れ「猿、ぞうり」と言ったとき、すかさず懐に入れて温めておいた草履を差し出し,

一時は信長に「オノレ自分の尻に敷いておったのか」と誤解を受け叱責されますが、懐に入れて温めていたことがわかり、それがきっかけで見いだされ、次々と出世をし、最後には本能寺で信長を討った明智光秀を「中国大返し」で備中高松から引き返し、「山崎の戦い」で討ち、柴田勝家を破り、とうとう天下を取り、太閤にまで出世しました。

 

私はこの本を読み、当時2つのことが強く印象に残りました。

 

1つは彼は他人や物事を大変明るく見るということ2もう1つは「自分の仕事の目的は何か」ということを常に、深く考えるということです、

1つ目は自分の仕事も明るく良い面から見るのでその仕事を好きになります。仕事を好きになれば益々のめり込んでいき、その仕事に精通します。精通すると面白くなり益々のめり込みます。いわゆる「善の循環」が起こります。

そしてもう1つは「この仕事は何のためにあるのか」つまり「この仕事の目的は何か」ということを突き詰めて考えたということです。

 

 

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