ますます競争も激しくなる。

 

そんな環境を乗り切るためには、何としても今の状態を変えなければならない

 

社内に仕事や目標達成への厳しさや全社一丸となって仕事に取り組み、切磋琢磨しあうという風土が欲しかった。

そのためには、自分の思いを汲んで言うべきを言い、実行すべきを実行する・・・そんな幹部が欲しかった。

 

”そんな思いをかなえてくれるのは、これしかない。”そう決めて、無理を押し切って参加させた【M=BIS研修】を実施して本当に良かった。

 

田中社長はそう思い、来月から始まる経営計画策定会の人選を考え出していた。

 

2 鈴木部長幹部としての問題点

 

事前の田中社長とのヒアリングによると、鈴木部長に対する田中社長の評価は、次のようなものであった。

 

①自分が営業の担当者(プレイヤー)としての仕事は一生懸命行う。

 

②部下に対し優柔不断な面がある。部下を叱るという場面を社内で見たことがなく、部下からも甘く見られており、部内の秩序も乱れてしまっている。

営業面のトップとして厳しいことも言い、部内をまとめてほしい。

 

③他部門の部長や社員たちとのコミュニケーションも希薄であり、必要な情報が伝わらなかったり、部門をまたがる全社的な戦略が、一向に前に進まないなどマイナスの影響が目立ってきた。

 

④当然、現状の姿は社長である自分の期待に沿っている状態とは言えず、今回の研修で改善がなされなければ、彼の立場そのものも考えなければならないと思っている。

 

 

 

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