コラム

2025.06.23

カリスマ経営者(7)

前回は、日本には古くから「言霊信仰」という考え方があり、人間が発する言葉には「魂」が宿っており、大きな力になるという考え方です。つまり言葉の力を信じ、その働きによって幸福も災難ももたらされると信じてきました。

ですから、人間性に適い大義名分のある経営理念を作り、それを全員で唱和することは言霊信仰に適い実現しやすくなるということです。

つまり経営理念を唱和することにより先ず「言葉で一致し」次に「心が一致し」最後には「行動が一致」し全社員が同じ行動をとることができ「全社一丸体制」ができ大きな力になります。つまり「経営理念」は「全社一丸体制」の源泉となります。

日本企業で「経営理念」を重要視した企業として「松下電器」と「ソニー」が有名です。

次回は両社がいかにして経営理念を活用して「全社一丸体制を築いたかをを検討します。

 

ロゴマーク