コラム

2025.06.17

カリスマ経営者(6)

前回は社長が戦略発表会で怒りのあまり退場する場面を記しました。その後の推移です。

この事件で私は気が付いた。

《今までの方法は逆だったんだということに・・・》

現状の仕事や目先のことにとらわれて、現状維持思考の強い幹部や社員を目覚めさせ、根本から変革するには「戦略」よりは実は「動機づけ」の方が先だったのだということに・・・

 

「動機づけ」を先に行うことで「戦略も」計画通りに遂行され、必ず企業は成長発展できる。私はそう確信した。

今のままでは、自分の思ったようなコンサルタントはできない。

企業経営において最も重要な「戦略」を確実に進めるために、まず「幹部の動機づけ」から行おう。

私はこのことを思い切って上司に願い出た。上司は渋々ではあったが何とか私の私の希望を承諾してくれた。

 

そんな私を見て「自分も本当は、動機づけの方が重要だと思っている、しかし自分にはそんな大変なことはできない。関は凄いことをやるな。」と言ってくれる同僚も随分多かった。

 

 

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