コラム

2025.05.20

幹部動機づけ(1)

 

もちろん従来の研中にも「動機づけ」を目的とした研修もあるものの、本当の意味での動機づけとは言えない。

殆どの動機づけ研修の場合は、

《幹部の仕事は、社長を補佐し、業務を引っ張り部下を指導することです。もっと一生懸命部下を指導しましょう》

《上司や部下とのコミュニケーションをとることがを大切です。もっとコミュニケーションを深めましょう》

《今のままでは、能力が枯渇してしまいます。もっと社内で存在価値を高めるため、力を高めるため勉強しましょう》

というようなことを、講義やケーススタアディ、グループ討議で伝える。しかしほとんどの人は

『自分に対する過大評価と他人に対する過小評価』の中で生きている。

このようなことを言われた本人は

    《自分は、幹部としてよくやっている》

と考えているのだ。

まさか自分のこと言われているとは思っていない。

そして講師一人一人に理解納得度合いを深く確かめることはない。

これが従来の動機づけ研修の現状だ。

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