2025.04.18
幹部育成(19)
前回では今までの幹部研修の問題点について述べてきました。今回はその続きです。
会社の成長・発展のスピードの差は、人材育成のスピードの差に比例する。
中堅社員は社員を育成し、管理者は中堅社員を育成し、自分の仕事を任せる。
そして社長は幹部を「自分の分身」に育て上げることで、より高度なビジネスを創造していく。
この人材育成のサイクルを早急に展開できる会社こそが、成長スピードの速い体質の強い会社といえる。
時代の動きをつかみ、ブームに乗って成長しても、人材が揃っていないために短期間のうちに、行き詰ってしまう会社のなんと多いことか!
このような今まで通りの人材育成を、続けていては成長はおろか存在すら危うい。
企業は環境の変化に乗り遅れないために、人材を育成し絶えず自社を変革しなけえば倒産してしまう。
創業から10年間生存できる企業は100社のうちで6社しかない。30年間生き残る会社は100社に1社だけである。
時代の変化に乗り遅れ、停滞している会社からは、優秀な社員も嫌気がさして辞めてしまう。
益々人材は枯渇してしまい、社長が目指す会社の姿とはどんどんかけ離れてしまう。
そして気づいたときには、もはや打つ手がなく、消滅しまう。