5好心ー成功した経営者に共通するもの(5)ーできると考える2
前回は、ある経営者の高校時代のマラソン大会の話をしました。今回は前回に続き彼の話をしようと思います。
彼はマラソン大会で優勝した時の、練習方法に「大変な自信を」持ったそうです。
2学期になりそろそろ大学受験の希望校の選択を迫らました。彼は密かに心に期した大学があったそうです。
そのことを、教師との面談の時に話しましたが、その時の反応は「君は何を考えているんだ、そんな大学は無理に決まっている、今からでも遅くない志望校を変更しなさい」
というものでした。
彼は非常な屈辱感と「なにくそ、絶対に受かってやるぞ!」と闘志が湧いたそうです。
それから、受験勉強に、マラソン大会の練習で実践した方法を取り入れました。そして、その難関大学に合格してしまったそうです。
その後も就職先でも、起業してからも同じ方法を使い、ことごとく成功したそうです。
その練習方法を各場面で具体的にどのように活用したかは教えてもらえませんでしたが!
彼はマラソン大会に向けた練習法や大学受験における勉強法に同じ方法を取り入れ、「成功体験」を味わい、大きな自信を得ました。
他人の体験ではなく自分自身が味わった「成功体験」は大きな自信につながります。
彼は「できると考えれば何でもできる」と何回も言っていました。
人は何か大きなことをするとき、「必ず実現するぞ」と思う反面、心の内では「そうは言っても多分無理だろう」という思いが湧いてきます。
彼はそのように思うことが、目標が達成できない、大きな原因なのだと言っているのです。
「できると考え」ることは成功の大きな力です。
そのためには自分の生い立ちを振り返り些細なことでも「自分の成功体験」を見つけ出し、それを自信に変えてゆくことが大切です。