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イザナミが火の神(カグツチ)を生むとき火傷を負ってしまい病

床で苦しみながらも嘔吐物や糞尿から、鉱山の神、土の神、穀物の

神など六神を生みました。

 

しかしやがて、イザナミはついにこの世を去って、黄泉国(よもつ

くに)へ旅だちました。

 

イザナミの死に嘆き悲しんだイザナキは「いとしい我が妻よ。たか

が一人の子供のために、二人とないお前を失ってしまったとは!」

と声を上げて叫び、涙の流れるままにまかせました。

その時イザナキの涙から泉の女神泣沢女神(ナキサハメノカミ)が

生まれました。

 

しかし息の絶えたイザナミを、もはやこの世に甦らせることはできませ

ん、仕方なくその亡骸を出雲の国(いずものくに 今の島根県東部)と伯耆の国

(ほうきのくに 今の島根県西部)の境にある比婆山(ひばやま)に葬りました。

しかし埋葬した後も妻を失ったイザナキの悲しみは収まりません。

腰に帯びた長さ十握もある十拳剣(とつかのつるぎ)で不幸の原因となった御子の

火の神、カグツチノ神の頸を切り放ってしまいました。

 

その時、手にした剣の切先についたイカツチの血は周りの岩に飛び散り、そこから

刀剣を鍛える時に使用する石槌を称える三柱の神々が生まれました。

 

次に鍔際についた血も岩の上にほとばしり、そこから、刀剣を鍛える時の火の働

きを称える三柱の神が生まれました。

 

最後に剣の柄に集まった血が指の間からしたたり落ち、雨をつかさどる神と、清冽

な谷間の水をつかさどる二柱の神が生まれました。

 

父の神によって切り殺された、カグツチノ神からも

・その頭から山の険しい頂を称えた神

・胸からは山の麓を称えた神

・腹からは深山を称えた神

・陰処からは暗い谷間を称えた神

・左手からは鬱蒼たる樹木を称えた神

・右手からは麓の山を称えた神

・左足から平らかな峰を持つ山を称えた神

・右足から端にある山を称えた神

の八柱の神が生まれました。