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部下を深く理解することの二番目は「部下の悩みを知る」ことです。

《部下の悩みを知る》

部下には様々な悩みがあります。

 

「会社の仕事の悩み」「自分の将来のこと」「上司との関係 部下との関係、同僚

との関係」「家庭の悩み、子供の心配」「お客様との軋轢」等々数え上げれば数え

きれないほどの悩みや心配を抱えています。

 

ある企業での中堅社員研修の時の話です。

 

その研修生は営業職でした。

上司からの事前アンケートでは

「落ち着きがなく、営業時不審な行動が多く、時々所在が分からない時がある」と

いうようなコメントがありました。

 

研修時私は、期間をかけて彼にその理由を聞きました。

 

2時間近くたったころ彼はやっと話し出しました。

 

奥さんの体調がが悪く、病気がちで、絶えず入退院を繰り返しているということで

す。

彼は奥さんのことが心配で、悪いこととは思いながら、矢も楯もたまらず、仕事中

でも自宅や病院の奥さんのところにに足が向いてしまうということを涙ながらに話

しました。

 

そしてこのような状態をいつまでも続けてているわけにはいかないということは

重々承知しており、近じか退職を考えているということでした。

 

私がそのことを社長に話したとっころ、その社長も豪胆な方で、給与を8割保証し

一年間の休職を認め、彼を激励して送り出しました。

 

彼が感激したのは言うまでもありません。

その後奥さんも半年ぐらいで回復し、彼も復職し、今は元気に働いております。

 

彼の行動を「公私混同は言語道断」「甘えている」と言うのは簡単です。

 

しかし私はこのような事例をたくさん経験しております。

不安や心配事があると、仕事が手につかない人が沢山いるのです。

 

《大企業との違い》

大企業なら、小さいころから、遊びたいのを我慢して勉強に集中し、

有名大学に入り、大企業に入社した人が沢山おります。

 

彼らは総じて意志が強く、自分の感情に負けず、理性的な考え方や行動ができま

す。

 

しかし中小企業では残念ながらそのような人は少数です。

ましてや年齢が若ければ簡単に感情に流されてしまいます。

 

ですから上司が「部下の悩みや不安」の相談に乗り、一緒に解決する気概を持つ必

要があるのです。