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《部下の家庭環境まで知る》

上司は部下の家庭環境まできちんと知らなければ、動機づけはできません。

 

これはある経営幹部から聞いた話です。

《部下の様子がおかしい》

 

彼の部下で非常に仕事熱心な部下が、最近様子がおかしい。

何となく仕事に対して上の空で、上司との話もかみ合わず、とんでもないポカを犯

すようになった。

 

しばらく様子を見ていたが、立ち直る様子が見られないので、彼を呼んで話を聞く

ことにしました。

 

最初は躊躇していたが、そのうちぽつりぽつりと話すようになり、ある時間を超え

ると、一気呵成に話し出しました。

 

《心配事は娘》

彼の話によると、

彼の娘さんのことでした。

 

時々家に帰ってこない日があったり、かと思えば、かなり危なさそうな友人を連れ

てきて、自分の部屋で一晩中騒いでいたり、あるいは一日中一人で部屋に閉じこ

もっていたりするようになりました。

 

そしてある日学校から呼び出しがあり、娘さんがしばらく学校を休んでいるという

ことを告げられたそうです。

 

奥さんはただおろおろするばかりで、彼も娘さんを強く叱ったりすると、家出でも

されはしないかと心配で、ただ悶々としているそうです。

 

そのため仕事中も娘さんのことが頭をよぎり、なかなか仕事も手につかず、上の空

の状態が続いているという話でした。

 

しかし彼の部下は彼に話をしたことにより、かなり落ち着きを取り戻しました。

 

その後彼は、同じような事例をもとにアドバイスをしたり、いつでも相談に来るよ

うに伝え、門戸を開けていると言っておりました。

 

まだ問題は解決しておりませんが、そのことを機に、仕事のことはもちろん何でも

相談してくるようになり以前の熱心さが回復したそうです。

 

心に心配事があると、いけないとは思いながら、どうしてもその心配事に引きずら

れてしまい、仕事が手につかないということはよくあります。

 

ですから上司は絶えず、部下の様子を見、変わったことがないかを早期に発見

しなければなりません。