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《部下を抑えよとする上司ー部下の弱みを握る》

以前、とある居酒屋で、高校時代の友人と偶然に出会いました。

彼は非常に優秀で、京都大学を卒業し、某大企業に勤めておりました。

一緒にいたのは彼の上司で、やはり超有名大学を卒業したそうです。

 

三人でしばらく飲みながら話しておりましたが、その友人がトイレに立った時、彼

の上司が、雰囲気を一変し、私にすり寄る感じで椅子を寄せ、声を潜めて「高校時

代彼はどうでした」と聞くのです。

 

いかにも何か彼の弱みを探るような雰囲気でした。

 

 

私は気味が悪くなり、これは下手気なことは言えないなと警戒し「優秀でしたよ」

とだけ答えました。

 

彼は不満そうな様子でしたが、そのうち友人がトイレから戻り、話はそれきりにな

りました。

もちろん友人にはそのことは話しませんでしたが自分の気持ちの中に重い鉛のよう

なものが残りました。

 

明らかに友人の上司は何か部下の弱みを握ろうとしていたのです。

しかも20年以上も前の高校時代のことまで。

 

これは私がコンサルをしているある企業の話です。

 

《部下を抑えよとする上司ー部下の提案を無視する》

彼は部長職でしたが、エネルギーに溢れ、時には勇み足もありました。

 

ある時、彼の同職の部長や上司の役員何人かで業界の講演会を聞きにに行ったそう

です。

 

その講演内容は素晴らしく業界の今後の見通しとそれを乗り切るための方法まで

具体的に提示しておりました。

 

彼の会社の出席者全員が感銘を受けて帰ったそうです。

 

そこで彼は、半月程かけて、その講演内容に基づいた企画書を作成し、役員会に提

出したそうです。

 

しかし完全に無視されました。

あれほど講演に感動した役員たちからはいくら催促しても何の反応もありませんで

した。

 

そのようなことが続き、彼はその会社での将来に絶望を感じ退職してしまいまし

た。

 

私が企業内で聞く上司への不満のうちかなりの部分を占めるのは「上司が自分の提

案を受け入れようとしないあるいは無視してしまう」というものです。

 

何度か提案を無視された人間はもうあきらめてしまい、提案をしなくなります。

 

すると何も考えない社員が出来上がります。

 

これらは私が見聞きした、上司が部下を部下を抑え、出る釘を打とうとしているほ

んの一例です。

 

《万死に値する》

この様に部下を潰そうとする上司は人間的に見ても、会社的にも万死に値します。