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《縄文の女神》

(山形県舟形町西ノ前遺跡出土)

 

最初見た時、無機質な感じを受けました。

 

他の土偶はふくよかな感じででしたが、この土偶だけは背が高く、スゥとしており

縄文時代なのに、現代的なスタイリッシュさに驚きました。

 

縄文の女神が発掘されたのは、山形県最上郡です

地図で見ればわかりますが、海から離れた地域で、その地を流れる小国川は現在も

清流としてその名を知られ、住みやすい地域だったようです。

 

その地にある河岸段丘から多くの遺跡が確認されており、西ノ前遺跡も小国川左岸

標高72mの川岸段丘上に立地しています。

 

縄文の女神は縄文時代中期に製作されたと見られる、国宝指定の土偶です。

 

高さ45cm、淡い赤褐色をした土偶で、完全な土偶で出土されたのは非常に珍し

いそうです。

(完全といってもそのままそっくり出たわけではなく、首、足、胴体に割れていまし

た)

 

この土偶に何の意味があるのでしょうか、なぜ、こんなスタイルをしているのか謎

だらけの土偶であす。

 

この像を見ると、現代風のファッションモデルのように見えます。

胸を張り、お尻を突き出した姿はこれまでの土偶にないものだといわれておりま

す。

 

《仮面の女神》

(長野県茅野市 中ツ原遺跡出土》

 

仮面の女神」の愛称をもつこの土偶は、茅野市湖東(こひがし)の中ッ原遺跡から出土した

 

全身がほぼ完存する大形土偶で、全長は34センチメートル、重量は2.7キログラム

あります。

 

顔に仮面をつけた姿を思わせる形であることから、一般に仮面土偶と呼ばれるタイプの土偶で

 

す。

 

今から約4000年前の縄文時代後期前半に作られました。

 

 

遺跡のほぼ中央にある、お墓と考えられる穴が密集する場所で、穴の中に横たわるように埋め

 

られた状態で出土しました。

 

 

右足が壊れて胴体から外れていましたが、これは人為的に取り外したことが明らかになりまし

 

た。

 

「仮面の女神」の顔面は逆三角形の仮面がつけられた表現になっています。

 

 

細い粘土紐でV字形に描かれているのは、眉毛を表現しており、その下には鼻の穴や口が小さ

 

な穴で表現されています。

 

 

体には渦巻きや同心円、たすきを掛けたような文様が描かれており、足には文様はなく、よく

 

磨かれています。

 

 

この土偶は、土器と同じように粘土紐を積み上げて作っているため、中が空洞になっています

 

がこうした土偶は中空土偶と呼ばれ、大形の土偶によく見られる形態です。

 

平成26年(2014年)国宝に指定されました。