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こうしたこうした度重なる危難を見て、母神は御子に

「お前の祖父の神にあたるスサノヲの命は、今黄泉の国である根堅洲国(ねのかた

すくに)いらっしゃる。

《根堅洲国(ねのかたすくに)》

お前はこの出雲国にいても危ないことばかりなのだから、思い切って遠い根国(ね

のくに)へと出かけていくがよい。

 

そうすれば大神が、きっと良い謀ををめぐらしてくださるでしょう」

 

こう言われて、大国主神は母神と別れ、命じられるままに、一人遠い根国へと旅

だちました。

《スセリビメとの出会い》

 

根国へ着いて、さっそくスサノヲノ命の宮殿を訪ねたが、その時、命の娘のスセリ

ビメが案内の声を聞いて現れました。

 

そしてこの二人は、顔を合われるなり深い恋に落ちて、互いに眼と眼を合わせ、い

つまでも変わらぬ夫婦の誓いを交わしました。

 

 

そのうえで、姫は宮殿の中に帰ってゆき、父神に向かって、

「このうえもなくみめうるわしい神が、おいでになりましたおいでになりまし

た。」こう申し上げました。

 

そこでスサノヲノ大神は、門の外に出て大国主神を見るなり

「これは葦原色許男(あしはらしこを)という神だ」と言いました。

 

そこで宮殿の中へと呼び入れましたが、大神は葦原色許男を憎んでいましたので、

大国主神はこの後、数々の試練に遭遇します。