BLOG

前回までの振り返り

*企業の倒産率は大変高く「企業は倒産するものである」
*倒産すると関係者はみな不幸な目にあう
*倒産しないために「正しい経営戦略」「優秀な人材」「良好な組織風土」が必要である

そして「正しい経営戦略」について映画会社の例を使って話しました。

*今回は「人材」について検討していこうと思います。

《組織強化法~組織を強化するプロセス》

△創業期(企業の創業から社員数200名位までの期間)

①人間性にかない大義名分のある目的をつくる
・ここで目的とは「企業の存在目的」~企業は何のために存在するのかということで、
わが社の社員は何を目的に仕事をしているのかを表したもので通常は「経営理念」のことをいいます。

・「人間性にかない大義名分のある目的]とは社員に自分たちの仕事は「有意義で、人の役に立ち、やりがいのある仕事」である。

・「我々はすばらしい仕事を行っている」と認識してもらうためです。

②目的を「使命感」まで高める
・その「目的」をどうしてもなしとげなければならないという強い覚悟をもってもらい使命感にまで高める。

*同時に「トップのカリスマ化」をすすめる。

・カリスマ化とは「会社の象徴としてトップが信望を得る」ということです。

③目的をイデオロギー化する
・さらに徹底し、各社員が「会社の目的を」自分自身の生活する上での守るべき「信条」にまで高める。

*人材の輩出をめざし「幹部の伝道導師化」「社員の信者化」に着手する

△初期組織体~社員数200名から1、000名位までの期

④経典をつくる

・この規模になるとトップが直接関わることができなくなるので、トップの考えや発言をまとめた「教典」を作成しその「教典」ししたがって考え、行動するようにする。

⑤権限、責任の分散化
・初期段階で「トップに集中していた権限やそれに伴う責任を少しずつ下に委譲す    る。

⑥自らの「権威化」と「組織づくり」

・ただ権限を委譲するのではなく

・トップは才能的にも人間的にも優れているということを広く知ってもらう

・同時進行で組織づくりに着手する。

・「権威化とは」例えば

「トップは貧しい家に生まれて、働きながら苦学をした」

「ある人との出会いで画期的な商品を得た」

「貧しい人、弱い人を私財をなげうって助けた」などを機会を見て話したり、社内報を使って伝えます。

・この段階になると、組織のメリットが出始め、財務的にもかなり安定してきます。

△完全な組織体の段階(社員数1,000名以上)

⑦組織の権威化

・個人の権威と同じように「組織の権威化」を行います。

たとえば

・あるホテルでは「宿泊した受験生が受験票を部屋に忘れたときづき、受験が始まる前にその受験票を受験場まで届けた」

・あるスーパーマーケットでは「お客様との約束をまもるため自社で販売したことがない商品も交換した」

・あるレストランでは「いぜん親子3人で来店され、その後子供を亡くされた夫婦が来店されたとき、その子供の写真をテーブルに飾っておいた」

など会社の「神話」をつくり権威化するのです。

⑧後継者づくり」

・この段階になると会社は安定拡大の循環にはいり、「お客様との関係の固定化、組織化」「資金的にも人材の面でも安定拡大」のサイクルに入ります。

・この段階に入りますと「社長のカリスマ性」は必要がなくなり、完全な組織としての動きが必要になります。

今回は組織の強化法の概略について述べました。

次回から個別の事項について検討します。