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(4)斉藤部長が行った自己変革

 

斉藤部長は、内観において、部長としての問題の大きさを認め、そ

れらの問題を引き起こしていた

本当の原因

に気が付くことができた。

 

斉藤部長は

過去の体験

がもとで、人を注意したり、叱ったり、意見

を言ったりすることから逃げていたのであった。

 

部下の指導・育成を行うことは、自分の重要な仕事であると考えて

いた。

 

しかしそれを行えば当然厳しく接することも必要となる。

だが斉藤部長にとっては、部下を叱ったり、注意することが怖くて

ならなかったのだ。

 

だからこそ、自分の担当を増やして、プレーヤーとしての仕事を目

一杯抱え込むことで自分自身の

言い訳

にしていたのであった。

 

 

《斉藤部長の過去の体験》

この斉藤部長の過去の体験とは、中学時代まで遡った。

 

当時彼は成績もトップクラスで、リーダーシップもありクラス

の中心的存在だった。

 

そんな彼は担任やクラスメートからの推薦もあり、生徒会役員

に立候補して、見事当選を果たした。

 

 

当選から間もない頃、クラス内である問題が起きた。

その時彼は、クラス行事リーダー格の不注意を、皆の前で注意した。

 

その翌日から、悲劇が始まった。

クラス中から総スカンされたのである。

 

生徒会の役員面して正義感ぶるなということらしい。

そしてこのいじめは卒業まで続いた。

 

彼には

《人に何かを叱ったり、注意したりすると、嫌われてしまう》

という大きな傷が残った。

 

それからから彼は、「人に嫌われないようにするにはどうしたらいいか?」

それが最も重要な価値観となった。

 

そして40歳を過ぎた今でも、そのことが原因で多くの問題を誘発してしまったので

ある。

 

そして、実はこの過去の経験のことは、彼自身も日頃より明確に意識していたわけ

ではなく記憶の片隅に忘れていた。

 

このことが原因で部下に指導を避けていたということは、

自分でも想像もつかなかった

ことなのである。