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しかし斉藤部長は田中社長の期待に応えられずに永年きてしまった。

 

《社長の悩み》

『幹部には常々言っており、嫌というくらいわかっているはずなのに、ちっとも

行動に移さない』

 

『幹部として自分(自部門)のことだけでなく会社全体を考えて行動しろ・・・』

 

『部下をもっと指導して、指示したことを確実に守らせろ・・・』

 

『お客様からのクレームは、どんな細かいことでも報告するように・・・』

 

『会議では、もっと全体や将来のことを考えた建設的な発言や提案をしろ・・・』

 

あなたが経営者なら、自分の会社も同じだと思い当たることが多いのではないか。

 

しかし毎日のように、幹部に言っても、ほとんど行動に移さない、

 

『ハイわかりました』と快活に答える。

言ってすぐのうちは(あるいは社長がいる時は)行うが、時間がたつと(社長がい

ないと)やらなくなってしまう。

 

結局、社長であるあなたは、日ごろから細かいことまで目を配り、注意を向けて社

内を把握しなければならない・・・。

 

したがって本来行うべき、経営者としての仕事を行う時間がほとんどとれず、事業

の構想は遅々として進まない。

 

幹部がもっと自分の気持ちを汲んで期待通りの仕事をしてくれたら、どんなにかう

ちの会社は・・・

と思い悩む日々。

 

《問題は千差万別》

斉藤部長の例は《人の面》での問題であったが、問題の対象は実に千差万別であ

る。

 

斉藤部長と一緒に研修に参加した同僚の藤田部長の場合は、田中社長に反発してお

り、自分から社長に報告を上げることががほとんどなかった。

 

その反発の原因がなんであるかを確かめ、その原因は『藤田部長の視野の狭さから

くる誤解や思い込み』であることを理解・納得させることで、社長への

見方が変わり、藤田部長は気持ちを変えた。

今では『藤田部長は、自分が必要と感じる情報を的確なタイミングで正確に報告し

てくれるようになった。』

と田中社長が非常に嬉しそうに話している。