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1ドキュメントBIS研修~2

(2)斉藤部長の幹部としての問題点

事前の田中社長とのヒアリングによると、斉藤部長に対する田中社

長の評価は、次のようなものであった。

 

①自分が営業で(プレーヤーとして)担当する仕事は一生懸命に行

う。

 

②部下に対して優柔不断のところがある。

部下を叱る場面を社内で見たことがなく、部下から甘く見られてお

り、部門内の秩序も乱れてしまっている。

営業のトップとして厳しいことを率先して言い、部門をまとめてほ

しい。

 

③他部門の部長や、メンバーとのコミュニケーションも希薄であ

り、必要な情報が伝わらなかったり、部門にまたがった全社的な戦

略が一向に先へ進まないなどマイナスの影響が目立ってきた。

 

④当然、現在の部長の姿は社長である自分の期待に沿っている状態

とはいえず、今回の研修で改善がなされなければ、彼の立場そのも

のも考え直さなければならないと思っている。

 

(3)受講者斉藤部長の本音

①研修参加前

4人で、一泊二日を三回の研修、いったい何をさせるのかと思いま

した。

お客さんとの約束などを理由に「時間がないから・・」という逃げ

口上で何とかかわせないかとも考えました。

しかし『このBIS研修はなんとしても参加してもらう』と断言する

田中社長の言葉に『わかりました』とうなずく以外ありませんでし

た。

 

研修前日の夜、自分の仕事の整理をしながら、翌日の研修のことを

考えていました。

「これまで何度となく研修を受けてきたが、正直実際の仕事にあま

り役立つと思ったことは無かった」

 

しかし今回はちょっと様子が違っていました。

何より田中社長の意気込みが違うのです。

《この研修を機に、会社を変革していく。ぜひ君たちにはその推進

役になってほしい。まず自分自身が、しっかりと自己変革を実践し

てくれ・・・》先刻、参加するメンバー4人を社長室に集め、田中

社長から直々に言われました。

 

それに研修前に、事前に記入したアンケートが気がかりでした。

何十項目にもわたるアンケートについて回答しましたが、果たして

どのような結果が出るのか? 研修でどのように使用されるのか?

本当に気なってしかたありませんでした。

おかげでその夜はあまり眠れませんでした。