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《ヤカミ姫の返答》

大国主神の兄弟である八十人に及ぶ神々は、稲葉

(因幡 今の鳥取県東部)に着くとヤカミ姫に妻に

なるように申し入れました。

 

しかし姫は、

「私は、あなたたちの言うことを聞くのは嫌です。

私は大国主神のところへお嫁に行くつもりでござい

ます。」と答えました。

 

《悪だくみ》

姫の答えを聞いて、兄弟の神々はたいそう怒りまし

た。

 

そして内々で、弟の大国主神を殺してしまおうとい

う相談を交わしました。

 

そして伯耆の国(今の鳥取県西部)の手間山(てま

のやま)の麓近くまで来た時に、兄弟の神々は大国

主神に命じました。

 

 

「この山には赤い猪がいるということだ。我々が山

の上から猪を追い落とすから、お前は下で待ち受け

て、猪をうまく捕まえろ。」

 

《大国主神の死》

こう命じて、猪の形によく似た大きな石を、火で

真っ赤になるほど焼いて、山の上から突き落としま

した。

 

大国主神は、山から転げ落ちる焼石を、赤い猪だと

思い、抱きとめましたが、黒焦げになって死んでし

まいました。

 

これを聞いた、大国主神の母神は、どうにも諦める

ことができず高天原に上っていって、最初の神であ

るカミムスビノ神に御子の命を助けていただきたい

とお願いしました。

 

そこでカミムスビノ神は赤貝であるキサガヒヒメと

蛤であるウムギヒメを下界に赴かせました。

 

《復活》

キサガヒヒメが、貝殻を削ってその粉をかき集め、

ウムギヒメがその粉を水に溶かして、まるで母親の

乳のようにして身体に塗り付けたところ、死んだ御

子は見目麗しい元どおりの男になって、、元気に歩

き始めました。