BLOG

私は小さいころ母からいろいろな話を聞かせてもらいました。

母は歴史上の人物や事件に関してはほとんど知っておりました。

その中で最も面白かった話は後でわかったことですが「古事記」に関することでし

た。

 

そのようなわけで古事記には興味がありましたが、なかなか敷居が高く本格的に挑

戦できませんでした。

そこで今回古事記の世界を旅してみようと思い立ちました。

福永武彦さんの「現代語訳古事記」や梅原猛氏の古代史探訪あるいは図解された書

籍などを参考にしております。

 

古事記は

天武天皇が天皇家の正しい歴史を残したいという願いによって編纂がはじります。

当時すでに天皇家の歴史について書かれた「帝紀」「旧辞」がありましたが、時を

経て、徐々に手が加えられ本来の歴史が失われかけておりました。

 

これらの内容の虚偽を調べ直し、再編集したものが全3巻の「古事記」です。

初めは再編集したものを「稗田阿礼」が誦習し後にその口述を「太安万呂」

が書き記しました。

内容は天地初発から推古天皇までの出来事が描かれております。

 

「稗田阿礼」は「アメノウズメ」の末裔ともいわれております。

 

私が中学生の頃、学校の授業の一環として「日本誕生」という映画を見に行き

ました。

その中で「天岩戸」に隠れてしまった天照大神をおびき出そうとして、岩戸の前で

大騒ぎをしている場面がありました。

その場面で確か乙羽信子(?)扮する「アメノウズメ」が胸もあらわに踊っている

シーンが印象に残っております。

彼女は日本最古の「踊り子」と言われております。

 

それにしてもかなりの長文を暗記してしまった「稗田阿礼」の暗記力にはただ脱帽

です。

 

また「太安万呂」当代一流の学者と言われておりましたが、その実在を証明する証

拠がなく、架空の人物とまでいわれていましたが1979年に「太安万呂の墓」が

発見され実在が確認されました。

 

約4か月の編纂を終え712年に元明天皇に「古事記」を献上し、日本最古の歴史

書が完成しました。

 

なお古事記は江戸時代まで「日本書紀」のサブテキストでしたが、「本居宣長」の

研究により(古事記伝)表舞台に躍り出、最上の書物としての価値が確定しまし

た。

 

次回からはその内容について調べていこうと思います。