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能力は仕事を通じて伸びる

前回は「感情移入すると重要な仕事を任される」という話をしました。

今回は「重要な仕事を任される」ということの重要性について話します。

 

*「能力は仕事を通じて伸びる」ことが最も確率が高く効率的です。

 

その理由として

*ほとんどの人が一日のうち仕事にかける時間が最も多い。

・1日24時間のから6時間の睡眠時間、5時間の生活時間(通

勤 食事、洗顔、トイレ、準備、休憩、趣味娯楽等)を引くと残

りは13時間です。

・残り13時間のうち仕事の時間は平均すると10時間位です。なんと4分の3以

上が仕事時間なのです。

 

ですからその圧倒的に多い仕事時間を使って能力を伸ばすことが最

も確率が高く、効率的なのです。

 

・仕事を通じて能力を伸ばすことを意識すると、仕事に対する意欲も高くなり、

仕事の成果が現れ、ますます能力を伸ばす努力をします。。

 

*私が以前勤めていたコンサルタント会社では毎年年末になる

と、来年の能力向上目的を申告します。

 

・私の前の席の人は「英会話のマスター」という目的を申告しました。

年が明けて課長がもってきた仕事はなんと「外資系の会社の仕事」でし

た。

 

「能力向上目的」に上げるくらいですからそもそも彼は英会話があまり得意ではあ

りませんでした。

 

しかし仕事ですからそんなことは言っていられません。最初の頃は簡単な打ち合わ

せで担当も日本人で日本語で話していたそうです。

 

そのうち、重要な事項になると外国人の幹部が相手となり、すべて英語です。

英会話ができないと仕事になりません。

 

彼は夢中で睡眠時間を割いて英語の勉強をしました。

その当時の彼は憔悴しまさに鬼気迫る状態でした。

最初のころは必ず相手の会社に出向き、身振り手振りで話していました。

 

しかし3ヵ月も経つと「電話で仕事の会話」ができるようになりました。

 

目の前で流ちょうに英語で話す彼を見て、うらやましく感じると同時に「仕事を通

じて能力を伸ばす」ことが最も確実で、効率的」だということを実感しました。

 

もし彼が「英会話学校」などに通っていたら、そのレベルに達するにはおそらく5

年以上の期間が必要だったし、そもそも途中で挫折していたでしょう。

 

前回と今回の話をまとめると

 

・感情移入できている人には重要な仕事がまわってくる。

 

・重要な仕事は難しい。

 

・難しい仕事に挑戦すると能力が伸びる

 

・能力が伸びるとますます困難な仕事がまわってくる

 

・ますます能力が伸びる

 

という「善の循環」になり「その人の舞台が大きく」なります。。

 

*つまり感情移入することにより「舞台が大きくなる」のです。

 

 

 

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カリスマと安心力

今回は、社長が持つべきカリスマ性で必要とされる「安心力」について説明します。

 

「安心力」とは以前にも話しましたが

 

「社員を自分の子供と同じように考えることができる力」です。

 

私は研修でよく「もしあなたと子供が川遊びに行き、子供が間違って川に流されて

 

しまったらどうしますか?」という質問をします。

 

ほとんど全員が「飛び込んで助けに行きます」と答えます。

 

現に夏になると川でおぼれた子供を助けにいった父親が亡くなったあるいは二人と

 

も溺死したという記事を目にします。

 

おそらくその時の父親は子供がおぼれたのをみて前後のみさかいもなく、自分の危

 

険もかえりみず、夢中で川に飛び込むのでしょう。

 

人間には大切な人のためならば自分を犠牲にするという力が本来備わっている

 

と思います。

 

「安心力」とはその力のことで「自己犠牲」が核心です。

 

ある研修生に「上司に助けられて感謝の気持ちを持ったことがありますか?」という質問をしたところ

 

彼は急に泣き出してしまいました。

 

おどろいてそのわけをたずねたところ「私は本当に社長に命を助けられました」と

 

いって次のような話をしてくれました。

 

*4~5年前社内旅行でジャワにいったそうです。

 

ある日その研修生(A君)と社長それともう一人の社員で海で泳いでおりました。

 

その日は天候もおだやかで、海岸も遠浅でしたので安心してかなり遠く行っ

 

たそうです。

 

すると突然天候が怪しくなり、風が吹き、波が荒れてきました。

 

そこで危険を感じ、3ん人はいそいで海岸に向かって泳ぎ出しま

 

した。しかし波が荒れ、なかなか思うように進みませんでした。

 

A君も必死に泳いでおりました。

 

しかししばらくすると恐怖と、疲れで急に足がつってしまいました。

 

彼は死の恐怖におびえながら夢中で、先行する二人の名を呼びました。

 

すると10メートルくらい先を泳いでいた社長がUターンして彼のところに戻ってきました。

 

彼はそまでしか覚えておらず、きずいたのは現地の病院のベットの上でした。

 

後で聞いたところによると、

 

3人が溺れているのを現地の浜辺でアイスクリーム売りの

 

人が異変にきずき、近くにあったモーターボートで助けに

 

来てくれたそうです。

 

まさに彼らは九死に一生をえて助かりました。

 

彼はそのことを思い出し思わず泣いてしまったと言っておりました。

 

数日後、研修の報告で社長を訪れた時そのことをたずねました。

 

社長は「あのバカそんなことを話したんですか」と

 

言いながら質問に答えてくれました。

 

「A君は100キロを超す巨体であり、その時の状況を考えると、自分も死ねかも知れないのに、なぜ助けに戻ったのですか?」という直接的な質問に

 

彼は「一瞬このまま海岸に向かって泳ぎ続けようか」という気持ちが頭をよぎりました、しかし「このまま彼を見捨てて逃げてしまうと自分は社長でなくなるな」と思ったそうです。

 

そして「自分もおそらく死ぬだろうと覚悟して戻った」といいました。

 

おうに彼も通常はものすごい独断的で、人前で社員を叱りつけたりします。

それに対し社員は不満も口にせずむしろ嬉しそうに働いている謎がやっと解けました。 Continue reading “カリスマと安心力”

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カリスマと二面性

*カリスマは二面性を持たなければならないと言いましたが、そのことについて私

 

の経験を話したいと思います。

 

もう10年以上前の話です。

 

当時私はある地方都市の、中堅企業の顧問をしておりました。

 

その企業は先代の時代に会社の業容を拡大し、県下でも名の通った企業でした。

 

その先代は今は息子さんに社長を譲り会長になっておりました。

 

 

私はその会長の雰囲気や言動にカリスマ性を凄く感じておりました。

 

ある時その企業の常務に駅までタクシーで送ってもらい、お互いに時間があったの

 

で、少し飲みましょうかという話になりました。

 

 

その常務さんは非常に優秀な方で、若い社長を補佐し、ほとんど一人で会社を切り

 

盛りしておりました。

 

 

最初はとりとめもない話しをしておりましたが、いつの間にか現会長のことになり

 

ました。

 

彼の言うところによりますと、今は80歳を超し温厚になりましたが、

 

若いころは元気がよく、ものすごいワンマンだったそうです。

 

 

しかも、かなり横暴で怒りだすと手に負えず、人前でも社員を罵倒するような言動

 

 

がかず多くくあったそうです。

 

しかも旧帝大出身ということもあり、理屈では勝てず、大変つらい思いをしたそうです。

 

私も先代社長の若いころのワンマンぶりは聞いておりましたし、今でも時々急に怒

 

り出すことなども経験しておりました。

 

またその常務さんの優秀さも実感しておりましたので「あなたほどの優秀な

 

人でしたらいくらでも転職できたのではないのですか」と聞いてみました。

 

すると常務さんは急に黙りこんでしまい、しばらくしてからおもむろに話しだしま

した。

 

「先生、私も会長のあまりの理不尽さにやめようと思ったことは何度もありまし

 

た。しかしあの事を思い出すと、辞めようとする気持ちが無くなってしまうので

 

す」と言ってうつむいてしまいました。

 

その眼には涙がたまっておりました。

 

私は常に冷静な常務さんが涙をこらえているのにびっくりし、しばらくは口もきけ

 

ませんでした。

 

しばらくしてから常務さんはこのような話はをしてくれました。

 

2~30年ほど前、彼は30代の若さで肺結核という当時は「死の病」にかかってしまったそうです。

 

山奥の療養所に入院し、絶望的な日々をおくっていました。

 

自分はもう再起できないのではないか、ケチで強欲な社長が働けるかどうかも

 

わからない自分の面倒を見てくれるはずがないと思いつめ、一時は自殺すら頭をよ

 

ぎったそうです。

 

ある日突然社長が現れたときは「とうとう自分を辞めさせに来た」と覚悟したそう

 

です。

 

しかし社長は「どうだ元気か」といい、その後は世間話をしたりして、「まあゆっ

 

 

くり病気を治して早く会社に出てこいや」といって帰ってしまったそうです。

 

 

彼は拍子抜けしてしまい、しばらく呆然としていたそうですが、

 

ふと枕もとを見ると布団が膨らんでおり、めくってみると紙の袋に入ったお金が出

 

てきたそうです。その金額はなんと30万円でした。

 

当時の新入社員の初任給が1万5千円ぐらいでしたから、現在に換算すると4~5百

 

万もの大金でした。

 

彼はびっくりすると同時に社長の恩情に触れその夜は泣いて明かしたと言っており

 

 

ました。

 

彼はその感激を忘れることなく、ずっと胸に秘めていたそうです。

 

私はその時思いました「そうかただ横暴なだけでは人に嫌われ人が離れてしまう、

 

 

またただ優しいだけでは軽く見られてしまう」カリスマにはその二面性が

 

必要なんだなと深く感じました。