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前回は

*会社の寿命は非常に短い。

*会社は倒産するようにできている。

*倒産すると関係する人たちが悲惨な目に遭う。

*企業の第一の目的は「まず生き続ける」ことであり「成長する」ことは生き続ける方策ができた後に検討することである。

などを書きました。

しかし「生き続けること」と「成長すること」を厳密に区別することはできません。

「生き続ける」ことを目的とすると「現状維持」の考えがつよくなります。

そして現状維持は多くの場合衰退につながります。

なぜなら現状維持を目指したとたん戦略的にも気持ち的にも守勢に回ります。

すると待ってましたとばかり競合相手が攻め込んできます。

その結果ジリ貧になってしまい、衰退してしまうのです

つまり企業は成長を目指すしか生き延びる方法がないのです。

△企業が成長するために

*成長する企業に共通する条件は以下の3つです

①正しい経営戦略

②優秀な人材

③良好な組織風土

つまり
・成長のための正しい経営戦略をもち
・その戦略を実行するための優秀な人材が存在し。
・積極的に戦略を実行する企業風土になっている。
 ということです。

今後数回にわたり正しい正しい経営戦略について話していこうと思います。

△経営者は何に関心を払って企業経営をしているか?

「あなたは企業経営をするなかでなに最も関心心がありますか?という質問をすると

①目標利益

最も多いのが「利益を目標」という答えです。

確かに利益を大きくすることにより

・従業員に多くの給与やボーナスを払うことができる。

・株主に対して満足のいく配当を支払える

・将来のための設備投資や人材育成に投資できる。

・留保利益は資産となり企業の体力が強化できる。

・不慮の災難や災害にあったとき、おもわぬ不良債権が発生したとき、その資産をとりくず
 すことにより倒産を防止することができる。

など多くのメリットがあります。

しかしもし年間1億円の利益を10年間積み上げたとしてもたった3・4年赤字が続くことによって営々と積み上げた利益の蓄積を失ってしまいます。

そのうえ企業の存続が危うくなるということは、枚挙にいとまがありません。

もし1億円の利益が出たとしてもそのうちの30%以上(3000万円)は税金で、20%(2000万円)は配当および役員賞与にあてられ、さらに借入金の返済もしなければなりません。

したがって多く見積もっても3~4000万円の資産しか企業には残りません(10年で33~4億円)。

もし不況に見舞われ年間1億円の赤字を出した場合、たった3~4年でなくなってしまいます。

「失うスピードは積み上げるスピードの4倍」と言われているのはそういう意味です

したがって私益のみを追いかける経営はひじょうに危険だということです。

「利益を獲得できる企業体質」つくることが重要なのです。

②技術

次に多いのが技術という答えです。

確かにたかい技術があれば、画期的な新商品を開発し、ヒットさせ売り上げに寄与したり、品質の向上、コストダウンを実現できます。

しかし技術が最も重要かというと、技術はあってもおかしくなってしまった企業は数えきれないほどあります。

たとえば三菱自動車は日本最古の自動車メーカーであり、世界初の量産電気自動車の開発に成功したメーカーです。

しかしあいつぐ不祥事で実質日産自動車の傘下に入ってしまいました。

つまりいくら高い技術があっても、世の中のニーズに合わなかったり、不祥事など他の要素により簡単に優位性が失われてしまいます。

③人材
それでは最も重要なのは人材かというと、どうもそうでもなさそうです。
優秀な人材をそろえているはずの一部上場企業でも、倒産や、合併、買収などがあとをたちません。

例えば東芝やシャープなどは優秀な人材がきらぼしの如く存在しているにもかかわらず、競合企業の傘下に入ったり、存在自体が危ぶまれる状態になっております。

したがって人材もその使い方が問題であり、いくら優秀な人材でも使い方が間違っていると宝の持ち腐れになってしまいます。

それでは利益、技術、人材の3つがそろっていればよいのでしょうか?
その3つがあっても、たった一つのものが欠けていると企業の成長はおぼつきません。

それは資産、技術、人材などの資源をどのように配分するか、どのように使うかを決定する経営計戦略です。

次回は経営戦略について例示を交えながら検討していこうと思います。