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前回まで映画会社がテレビの出現に対し採用した経営戦略について検討しました。

・今回は経営戦略を策定する上でのポイン
を述べます。

①企業は環境に適応することを業とする生き物
 「環境適応業」である

・自分の会社を変化する環境に適応させること
 が経営者の仕事である。

・映画会社の例でいえば「映画会社」から環境
 の変化に対応して「娯楽提供会社」に脱皮し
 なければならなかった。

・何年後かにさらに環境が変化し、余暇時間
 が増加し、余暇時間への対応が課題になる時
 代にはさらに「余暇生活提案会社」に変貌を
 迫られるかもしれません

・同じように健康に関心が集まる時代は「健康
 生活提案会社」として、健康関連部門に進出
 する必要に迫られるでしょう。

*環境の変化に適応することを考えた場合最も
 重要なことは自社を「何業」と規定すること
 です。

・それは自社の「生存する領域」を決めることでも
 あります。
 
先ほどの映画会社の例では
・単に「映画」という狭い領域のみで生きよう
 としたからテレビに負けてしまった。

・時代の変化に合わせて「娯楽提供会社」とし
 て自社の生存領域を広げればテレビも同じ
 娯楽提供会社なので、テレビとの提携も実現
 したはずです。

*自社を何業と規定(生存領域の規定)をすると
 き自社の「商品やサービス名」で規定するの
 ではなく、商品やサービスの「機能」を考え
 る。

・化粧品会社は「化粧品」を売っているのでは
 なく「美」を提供しているのです。

・そのように自社の提供する商品を広く考える
 と「美」に関連する商品全般に発想を拡大で
 きます。

・例えば「アクセサリー」や「健康食品」「衣
 料品」まで視野に入ってきます。

②制約条件は解除の対象
*先ほどの映画会社の例で映画会社はながねんの付き合いがあり,自社の作成した映画を上映してくれる映画館の存在がテレビとの提携のネックになっていました。

・会社を永年運営しているといろいろの「しがらみ」ができてきます。
・しかしその「しがらみ」を前提にしていては正しい経営戦略を作成することはできま せん。

・制約条件は「しがらみ」のほかにもいろいろあります
 経営環境が悪い(景気が悪い) 優秀な人がいない 資金がない 設備が不足してい る

・そのような「制約条件」は経営戦略を検討する前に考えるべきではないのです。
 制約条件が先に来てしまっては何もできなくなります。

・わたくしが企業経営幹部と一緒に「経営戦略」や「ビジョンの」の作成をしていると き最初は必ず「制約条件」がでてきます。~資金がないから難しい 人材が不足して いるからせきないなどです。

・そのような時「制約条件」を解除することから始めます。
 「景気は上昇している」「優秀な人材が数多くそろっている」資金は潤沢にある」「設備は完璧にそろっている」という前提から始めます。

・そうすれば自由な発想で「正しい経営戦略」が作成できます。

・次にその「正しい経営戦略」遂行するために
「優秀な人材をどうしてそろえるか」「どのようにして資金を集めるか」「設備をどう するか」を検討すればいいのです。

・大きく成長した「ベンチャー企業」などはいずれも「制約条件を解除」するところか ら出発しております。
 
・まず自分が実現したい「ビジョン」をもとに「戦略」や「経営計画」を作成し、その「ビジョンや戦略」に将来性を感じ、そのこころざしに賛同した人から「資金」を集め ます。

・またその「ビジョンや戦略」に実現に使命感や熱意を持った社員を採用します。

そのようにして「資金もない 人もいない 設備もない「」ところから出発し「世界的企業」「上場企業」「ある分野で輝く企業」になった会社は数えきれないほどあります。

・つまりさいしょに「正しい戦略」さえあれば最初は小さくても大きく成長する可能性 があるのです。

*企業にとって最も重要なことは「正しい経営戦略」を持つことなのです。