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部下の「やりたいこと」を把握する(4)ステージに分けて質問する

《ステージに分けて質問する》

 

部下がやりたいことを、いろいろなステージに分けて質問し、部下の整理を助ける

ことも有効な方法です。

 

《社会への関心》《会社への関心》《職場への関心》

 

たとえば、社会指向が強く、社会に関心がある部下に対しては社会という大きなス

テージから「社会に対しどのような貢献をしたいか」などの質問をし、会社の中で

の地位などに強い関心を持っている部下に対しては「会社の中でどのようなポジ

ションを望み、どのような役割を担っていきたいか?」「今後会社の中でどのよう

な存在になりたいか?」などの問いかけをししてやります。

 

あるいは職場に関心がある部下に対しては「職場内でお互いどのような関係を創っ

ていきたいか?」「職場の雰囲気をどのように持っていきたいか?」など職場に関

する質問をします。

 

部下のモチベーションを高めていくには、社会の中でどのような役割を果たしてい

きたいか、会社の中でそのような役割を果たしていきたいか、職場の中でどのよう

な強みを発揮していきたいかなど本人の希望を様々なレベルを切り口として質問す

る。

 

すると、どれかがきっかけになり、自分の希望を語ってくれるようになります。

よく「お前会社で偉くなりたくないのか?」という問いかけをする上司がおります

が、部下自身、会社で偉くなることに関心がなければ、その質問は部下の心に突き

刺さりません。

 

また上司自身に「社会との接続」に関心がなければ、部下が社会の中で何らかの役

割を果たしたいという欲求を持っていても「どうせこの上司には話しても理解して

もらえない」と判断され、それ以上話してくれなくなります。

 

上司はいろいろなステージで部下の欲求をを知りたいと思っていることを発信する

ためにも、質問の内容を限定しないことが大切です。

 

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部下の「やりたいこと」を把握する(3) 質問の切り口を多く持つ

《質問の切り口を多く持つ》

 

部下のやりたいことを知るには、部下に質問をして答えてもらうことが最も有効な

方法ですが、その時、質問の切り口をたくさん持っていることが大切です。

 

『部下の価値観を知る』

 

*部下の価値観を知るための質問

部下が基本的に何に価値を置いているかを知ることは最も重要です。

その際の質問は

 

『喜怒哀楽に関する質問』

 

*喜怒哀楽に関する質問

・今までで一番うれしかったこと

・今までで最も怒ったこと

・今までで最高に楽しかったこと

・今までで本当に悲しかったこと

 

などの質問をします。

その時の答えが「家族に関すること」例えば「今まで最も楽しかったのが家族全員

で旅行に行ったこと」であれば、家族に価値を置いていると考えられます。

 

又は「今まで最も悲しかったのは高校時代の友人と別れたこと」であれば友達を大

切と考えていることと推定されます。

 

あるいは「今までで最も悔しかったのは大口のお客さんをもう少しのところで逃し

てしまったこと」であれば自分の仕事を重要と思っていることです。

 

また「今まで最も怒ったのは自分が他人から侮辱されたこと」であれば自尊心を大

切にしていると考えられます。

 

 

過去の重要な意思決定を知る』

 

部下の価値観を知るもう一つの質問は「過去大きな意思決定をしたのはどんな時

か」を聞いてみることです。

 

その答えが

「進学する時最も悩んだ」

「就職する時一番考えた」

「結婚する時いろいろの人に相談した」

「転職する時一番調査した」

などの答えによりその部下が何に重きを置いていたかがわかります。

 

そのように部下が何に最も重きを置いていたか(価値観)を知ることは今後の部下

指導あるいは部下のやりたいことを知るうえで大変重要です。

 

 

 

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部下の「やりたいこと」を把握する(2) 適切な質問をする

《適切な質問》

 

部下のやりたいことを把握するためには、部下に対して適切な質問をすることが求

められます。

 

上司には部下を指導・育成するために、「質問力」が必要です。

 

質問には相手を強制的に特定の方向で考えさせる大きな力を持っています。

 

《質問の偉大な力》

文明開化

太古の昔、人は「どうやって水のある場所に行くか?」という質問をしていまし

た。

そして水のある場所への移動方法を工夫し、その方法を考え出しました。

 

そしてある日から質問が変わりました。

「どうやって水をここまで運んでこようか?」

 

この質問により、灌漑技術が生み出され、農耕が始まったといわれます。

 

まさに質問によって文明が開化したのです。

 

物理学の進歩

それから時は流れ、近代物理学の祖、ニュートンは自分に質問しました。「なぜリ

ンゴは落ちるのか?」

この質問により、万有引力が発見されました。物理学に大きな進歩をもたらしたの

でした。

 

更に時は流れます。

 

自動車の大量生産の実現

昔、自動車の組み立ては、一か所で行われていました。

組み立て場所に、入れ替わり立ち替わり作業員が来て、順次組み立てていたので

す。

自動車王フォードは考えました。

「人間が移動するのではなく、車が移動することはできないか?

この質問により、ベルトコンベヤ式の自動車の組み立て方法が立案され、大量生産

を可能にしたのです。

 

質問が産業を発展させたのです。

 

 

 

相対性理論の発見

アインシュタインは「大切なことは質問を止めないことだ」と言っています。

 

そして世紀の大発見である相対性理論を発見したのです。

 

このように人は質問を発し、その答えを求めることにより、文明を発展させ、快適

な生活を実現し、地球の王となりました。

 

 

《質問は方向性を示し、行動を促す》

このように質問には大きな力があります。単に上司が部下の「やりたいこと」を知

るだけでなく、やりたいことを質問することにより、部下はそのことについて考

え、その実現に向かって突き進む力を持っているのです。