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前回 組織を強化するには「トップのカリスマ化」「幹部の伝導師化」「社員の信者化」が必要であるということを話しました。

今回は企業経営にとって最も重要な「トップのカリスマ化」について検討します。

 

”企業は社長の器より大きくならない”と言われますが私の実感としてもその通りだと感じます。

 

幹部研修を受講した企業の社長が研修生との研修後の研修報告をかねた意見交換後

 

「私は今まで社長は会社という組織の単なる一機関だと思っていました」

 

「しかし今回の研修を通じて社長はもっともっと大きな権限と責任をもっており、

自分の彼らへの働きかけしだいによっては今まで考えつかなかったような夢を叶え

ることができるということに気づきました」といっておりました。

 

・私はトップの器とはすなわ「トップのもっている志とそれを実現する覚悟」だと思っております。

 

したがって人材のうち最も重要なのはまぎれもなく「トップである社長」です。

 

△トップにとって必要な能力とは?

 

*必要な能力は年齢やおかれた立場によってちがいます。

 

(1) 学生時代までは「なんでもできる能力」が必要とされます。

国語 数学 英語 科学 スポーツなどなんでもできる人が英雄でした。

げんに大学入試ではすべての科目に秀でた人が有名な大学に入ることができました。

 

(2) 会社に入社して30代中頃まではなにかひとつのことに秀でる能力が必要です。

営業であれば、新規のお客をたくさんとってくる、既存のお客様に深く入り込み売り上げをあげる能力

 

技術系であれば画期的な商品を開発する能力、工場の生産性を上げる能力

 

事務系であれば事務処理が速い 計算が速くて正確 パソコンをスピーディにかつ

自由自在に操ることができる能など「一芸に秀でた人」が”あいつはできる” といわれます。

 

(3) 30代後半からは部下ができて管理職になり「人を通じて仕事をする能力」

が必要になります。

 

部下がいないときは自分一人だけで力を発揮すればOKでした。

 

しかし部下ができると、自分だけではなく、部下の力を発揮させ、実績を出す力すなわち「人を通じて仕事をする」という新しい能力が必要となります。

 

(4) 社長にはカリスマ性が必要になります。

 

*カリスマ性とはなにか?

・ここでいう「カリスマ性」とはいわゆる「超人的な能力」や「宗教的な言動」な

どをいうのではありません。

 

・社長のカリスマ性とは社長の「人間性に人望」が集まり、その「志に絶大な信

頼」を受け、「この人のもとで働きたい」と思わせる能力のことをいいます。

 

*社長のカリスマ化のためには「社長に必要な能力」を身につけることが重要です。

 

*社長に必要な能力は「企業規模」や「企業が置かれている状況」によっても違います。

 

△企業規模によるちがい

*企業が創業したばかりで社員が20~30人の規模のとき必要な能力

・営業力:自分で営業し、どんどん顧客を獲得する能力

・商品開発力:自分で新しい商品を開発、市場に投入する能力

 

*企業が拡大し30人~300人規模の場合

・リーダーシップ~社員の心を一つにし、全員をおなじ方向に向かわせる能力

・部下育成力~部下を育成し将来の戦力とする力

 

*さらに企業が成長し300~500名規模になった場合

・先見力:5年10年先の企業をとりまく環境はどうなっているかを予見する能力

・戦略力:環境予測をもとに環境の変化にどう対応するかの戦略を策定する力

 

その他「企業がおかれている状況」による違いがありますが、

 

次回で解説したいと思いますます。