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今回は、社長が持つべきカリスマ性で必要とされる「安心力」について説明します。

 

「安心力」とは以前にも話しましたが

 

「社員を自分の子供と同じように考えることができる力」です。

 

私は研修でよく「もしあなたと子供が川遊びに行き、子供が間違って川に流されて

 

しまったらどうしますか?」という質問をします。

 

ほとんど全員が「飛び込んで助けに行きます」と答えます。

 

現に夏になると川でおぼれた子供を助けにいった父親が亡くなったあるいは二人と

 

も溺死したという記事を目にします。

 

おそらくその時の父親は子供がおぼれたのをみて前後のみさかいもなく、自分の危

 

険もかえりみず、夢中で川に飛び込むのでしょう。

 

人間には大切な人のためならば自分を犠牲にするという力が本来備わっている

 

と思います。

 

「安心力」とはその力のことで「自己犠牲」が核心です。

 

ある研修生に「上司に助けられて感謝の気持ちを持ったことがありますか?」という質問をしたところ

 

彼は急に泣き出してしまいました。

 

おどろいてそのわけをたずねたところ「私は本当に社長に命を助けられました」と

 

いって次のような話をしてくれました。

 

*4~5年前社内旅行でジャワにいったそうです。

 

ある日その研修生(A君)と社長それともう一人の社員で海で泳いでおりました。

 

その日は天候もおだやかで、海岸も遠浅でしたので安心してかなり遠く行っ

 

たそうです。

 

すると突然天候が怪しくなり、風が吹き、波が荒れてきました。

 

そこで危険を感じ、3ん人はいそいで海岸に向かって泳ぎ出しま

 

した。しかし波が荒れ、なかなか思うように進みませんでした。

 

A君も必死に泳いでおりました。

 

しかししばらくすると恐怖と、疲れで急に足がつってしまいました。

 

彼は死の恐怖におびえながら夢中で、先行する二人の名を呼びました。

 

すると10メートルくらい先を泳いでいた社長がUターンして彼のところに戻ってきました。

 

彼はそまでしか覚えておらず、きずいたのは現地の病院のベットの上でした。

 

後で聞いたところによると、

 

3人が溺れているのを現地の浜辺でアイスクリーム売りの

 

人が異変にきずき、近くにあったモーターボートで助けに

 

来てくれたそうです。

 

まさに彼らは九死に一生をえて助かりました。

 

彼はそのことを思い出し思わず泣いてしまったと言っておりました。

 

数日後、研修の報告で社長を訪れた時そのことをたずねました。

 

社長は「あのバカそんなことを話したんですか」と

 

言いながら質問に答えてくれました。

 

「A君は100キロを超す巨体であり、その時の状況を考えると、自分も死ねかも知れないのに、なぜ助けに戻ったのですか?」という直接的な質問に

 

彼は「一瞬このまま海岸に向かって泳ぎ続けようか」という気持ちが頭をよぎりました、しかし「このまま彼を見捨てて逃げてしまうと自分は社長でなくなるな」と思ったそうです。

 

そして「自分もおそらく死ぬだろうと覚悟して戻った」といいました。

 

おうに彼も通常はものすごい独断的で、人前で社員を叱りつけたりします。

それに対し社員は不満も口にせずむしろ嬉しそうに働いている謎がやっと解けました。